メソッド - コツコツ学習ブログ

戻り値とは

呼び出されたメソッドから、呼び出し元のメソッドへ値を返すこと

戻される値のことを戻り値(または返り値)という

値の戻し方
public static 戻り値の型　メソッド名(引数リスト) {
           処理
　　　return 戻り値;

戻り値の型はreturnされる値と同じ型を指定
何も戻さない場合はvoidを指定。voidは何も無いという意味

戻り値を受け取る

戻り値を変数で受け取るパターン

型　変数名 = メソッド名(引数リスト);

public class Main {
    public static void main(String args[]) {
        int getNum = sum(2, 4);
        System.out.println(getNum);
    }

    //
    public static int sum(int x, int y) {
        int num = x + y;
        return num;
    }
}

メソッドの戻り値をそのまま使うパターン

public class Main {
    public static void main(String args[]) {
        System.out.println(sum(2, 3));
        System.out.println(sum(sum(2, 3), sum(1, 4)));
    }

    //
    public static int sum(int x, int y) {
        int num = x + y;
        return num;
    }
}

オーバーロード

同じ名前のメソッドを定義すること。

仮引数が異なれば同じ名前のメソッドを複数定義することが可能。同じ名前のメソッドが複数あったとしても、仮引数の型が異なっていれば JVMが呼び出し元の引数(実引数)をみて、その引数の肩に一致するメソッドを呼び出す。

また、仮引数の個数が違う場合もオーバーロードが可能。

メソッドのシグネチャ

下記のようなメソッド宣言に記述するメソッド名、引数の個数や型とその並び順をまとめて、メソッドのシグネチャという。 ※add(int x, int y)が該当

public static int add(int x, int y)

オーバーロードは、シグネチャが重複しない場合のみ許される

メソッドの引数や戻り値に配列を用いる

サンプルコード

public class Main {
    public static void main(String args[]) {
        int[] array = { 1, 2, 3 };
        printArray(array);
    }

    //int型配列を受け取り、全ての要素を表示するメソッド
    public static void printArray(int[] array) {
        for (int element : array) {
            System.out.println(element);
        }
    }
}

　値渡しと参照渡し

値渡し基本型の変数をメソッド呼び出しで渡した場合がこれに当たる。

呼び出し元の変数の内容が、呼び出し先の引数にコピーされる。呼び出し先で引数の内容を書き換えても、呼び出し元の変数は変化しない。

参照渡し配列をメソッド呼び出しで渡した場合がこれに当たる。

呼び出し元の配列のアドレスが、呼び出し先の引数にコピーされる。呼び出し先で配列の実態を書き換えると、呼び出し元にも影響する。 (同じ配列のアドレスを参照している為)

サンプルコード

public class Main {
    public static void main(String args[]) {
        int[] array = { 1, 2, 3 };
        //メソッド実行
        incArray(array);
        //拡張for文でarrayの全要素を出力
        for (int i : array) {
            System.out.println(i);
        }
    }

    //int型配列を受け取り、配列内の要素全てに1を加えるメソッド
    //配列の要素に +1　インクリメントを行う
    public static void incArray(int[] array) {
        for (int i = 0; i < array.length; i++) {
            array[i]++;
        }
    }
}

戻り値に配列を返すメソッドのサンプル

public class Main {
    //int型配列を作成して戻すメソッド
    //実引数にはint型の配列の要素数を受け取る
    //戻り値には配列の要素をインクリメントした配列を返す
    public static int[] makeArray(int size) {
        int[] newArray = new int[size];
        for (int i = 0; i < newArray.length; i++) {
            newArray[i] = i;
        }
        return newArray;
    }

    public static void main(String[] args) {
        int[] array = makeArray(3);
        for (int i : array) {
            System.out.println(i);
        }
    }
}

戻り値も引数同様、配列の先頭要素のアドレスが mainメソッドに戻される。